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Volumio に Wavpack DSD に対応してほしい

Wavpack は DSD ファイルの圧縮にも対応していて、MPDでもそれに対応しているが、デフォルトでビルドしてしまうと無効になっているようで、Volumio に入っている MPDでも無効になっているように見える。

MPD の
WavpackDecoderPlugin.cxx
をみると、適切に define されていれば Wavpack DSD も対応しているように見えるが、

Volumio の Make 側では
https://github.com/volumio/volumio-mpd/blob/master/Makefile.am
とくにそれらしい指定が見当たらない。


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MQA不要論

MQA 音源は、当然192kHz/24bit もしくは 96kHz/24bit あたりのソースを元に作成される。
ハイレゾの流通インフラも十分一般的になっているので、MQA音源(のみ)をリリースするのではなく、
加工処理前の元音源をリリースして、MQA音源として動的に再生する機能を再生機器に搭載するほうがリーズナブルに思われる。

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USBケーブルのクリーニング

Volumioが不調で、問題を切り分けていくと、DACとの間を結ぶUSBケーブルがつながっているだけで起動途中で電源が落ちてしまうことに気づいた。
見た感じ汚れているようには見えなかったが、念のためUSBケーブルの端子をクリーニングすると不調が解消されたので、やはり見立て通りケーブルが原因だったようだが、驚いたことにクリーニングすると音が見違えるように良くなったのだった。
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Culture First

日本の音楽ソフト業界は、およそこの20年間の間に、市場規模が6000億円規模から3000億円に半減するという凋落の一途をたどった。
私見では、最初の10年は、パソコンやインターネットの普及による複製がその主因だとする論調の意見が多かったように思う。
もちろん、それも大きな理由の一つではあったろうが、いまや物理メディア以外にも音楽ソース入手手段が多様化し、そこそこの手頃な価格でサービスが利用できるようになった今となっては、
CDを買ったり借りたりしたうえで、わざわざ複製したり機器に取り込んだり、転送したりする手間をかけるよりは、そういったサービスを利用したほうがよっぽど便利だし(スマホ、ポータブルプレーヤー、タブレットを複数使い分けているユーザーもざらにいるわけで、もう昔ながらの方法はやってられなくなる)、その浮いた手間やコストはさらに音楽ソースの購買や視聴に回るのだから、これで音楽ソフト業界の売れ行きが上がらなければ、単に音楽離れが進んでいただけと言えるだろう。
世界的には、むしろ音楽入手性のハードルが下がったためだろうか、音楽ソフト市場は2014年を谷として盛り返してきている。もちろんその原動力は音楽ストリーミングであり、サブスクリプション・サービスである。

ところで、パソコンやiPod、スマホを私的複製の補償金課金対象にしようという動きはどうなったのだろうか?
前述のよう、各種サービスの充実と音楽の聞き方の多様化(たとえば移動中はスマホで、家ではタブレットで視聴、といった、複数機器の使い分け)が進んだいま、もはや私的複製に手間やお金をかけるメリットは見いだせないと思うのだが。
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長岡鉄男、グバイドゥーリナ、BIS

幾度の引っ越しと、蔵書の処分を経てもなお、1995年の「レコード芸術」誌8月号は、手元に残り続けている。この雑誌がなぜ手元に残っているのか、たびたび忘れてしまうのだが、いざページを開いて中を読み始めるとすぐに思い出せる。長岡鉄男の連載「レコードえんま帳」に、氏のオーディオ専用邸「方舟」に、BISレーベルの主宰者、ロベルト・フォン・バール、および同レーベルを中心に活躍するプロデューサー、ハンス・キプファーが訪れた時の様子が紹介されている。報告されたその様子が実におかしく、長岡氏が「勝手知ったる他人の家」と表現したように、ずけずけとCDを選んで機器を操作するフォン・バール氏の様子が目に浮かぶ。そしてそこへ、グバイドゥーリナが遅れて合流。BISからはグバイドゥーリナのCDがすでに何枚か出ていたが、作曲家とフォン・バールの対面は、なんとこれが初めてとのこと。また、グバイドゥーリナは、後日、あらためて長岡宅を訪問し、自身の曲が収載されたCDを聴いていったと書いてある。この記事は、どこかに再録されないものだろうか。
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オーバーサンプリングまとめと、時間軸での補間 [audio theory and study]

オーバーサンプリングは、音を良くするというより最終段でのアナログのローパスフィルタの影響を回避するためのものである。PC上で事前に行うと(DACによっては)好結果が得られるのは、DAC内部でのオーバーサンプリングを回避できるからだと考えられている。DAC内でのオーバーサンプリング処理は、タップ数や演算精度が十分でなく、また昔のものだと、サンプリング周波数を4倍や8倍にするのにあたって2倍にする処理を重ねることで実現していたりと、いろんな点で制約が大きかった。
(最近のノンオーバーサンプリング再評価も、DACでのオーバーサンプリングに対する問題提起だ)

ネット上では、そのオーバーサンプリングを、時間軸上、ゼロ次ホールドではなく、補間によって行う手法をみかけるが、これは実際には補間したデータを聴くのではなくて、歪まじりのデータを聴いていることになるのだが、なぜかその点を見過ごした記述が多い。

時間軸上のデータ間隔密度を2倍にすると、その処理を行うだけで、拡張された周波数領域にノイズが折り返しひずみとして現れる。それまでにデータの存在しなかった部分に、前後のサンプルから類推したデータを当てはめても、そのノイズに対しての加算となるだけだ。

また、ローパスフィルタを適用する際、ゼロ次ホールドだと、たとえば4倍のオーバーサンプリングであれば、4つのサンプルのうち3つは0のためタップ数よりも積和演算の回数はずっと少ないが、時間軸上の補間後だと、すべてのサンプルに対して演算が必要という点も、意外と忘れられているデメリットだ。

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SACDと"デジタル・オーディオの基本と応用"

河合一氏の著書 "デジタル・オーディオの基本と応用" は、もう9年前の出版ではあるが、DAC を中心にデジタル・オーディオ・デバイスの正しい特性の見方や評価の仕方、各種方式の違いを簡潔かつ丁寧に教えてくれる良書だと思う。

惜しい点を何点か。

1. SACD の評価
SACDは、著者が本書中で示唆するようたしかに過大評価されており、一般に思われているような夢の次世代方式ではなかったと思う。著者がp144で指摘しているよう、⊿Σ型DACよりもDSD再生のほうが帯域外ノイズが多いのは、それを示す一例だろう。
しかし、⊿Σ型DACとDSD録音・再生は、たどるプロセスについてはほぼおなじはずである。とすれば、何がこの差を生んでいるのか、の考察は意味があると思うのだが、そこに残念ながら言及がない。


2. ディザリング、ノイズシェーピング、オーバーサンプリング については軽く触れているのみ

3. 32ビットの評価
32ビットについては、一定の意味を認めつつ、注意点にも考慮深く言及されていて、公平な記述になっていると思う。32ビット化のメリットは、精度(解像度)の向上と余裕のあるヘッドルームができることにあり、24ビットや16ビットに収める際に切り捨てられていた情報も保たれる、というのもそのとおりだが、問題はビット深度を下げる際に正しく"切り捨てる"のが難しい点にもあるはずだ。もし無理なく切り捨てることができるなら、人間の耳には24ビットでも十分だったりしないだろうか。

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電源周りの対策あれこれ

こまかい電源周りの対策のメモ

・Tinker Board S への電源供給用 USBケーブル
オウルテック OWL-CBKMU3-BKRE
2.4A 供給可能ということで選択。

・スイッチングハブ
サンワサプライ LAN-GIGAP801BK
消費電力が小さく(3.15W)、電源が 5V だったので

・USBパワーコンディショナー
パナソニック SH-UPX01
Tinker Board S に使用。直に挿すとほかのUSB端子を塞ぐので、向きを変えるアダプターと併用。
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プリエンファシス

CDでは、収録内容がプリエンファシス済み素材かどうかを指定することができる。
推測だが、放送用素材からの流用を容易にするとか、レベルの低い高域での量子化誤差軽減が目的だろう。
プリエンファシス済みの素材は、あらかじめ高域が強調されているので、これを検知したプレーヤーは再生にあたって高域を落とす必要がある。

プリエンファシスかどうかは、CDのTOCのサブコードや、各トラックのサブコードを用いて指定するできる。前者は一度にすべてのトラックの情報をするのに参照され、後者は指定(再生中)のトラックの情報取得のために利用される。

CDによっては前者でのみプリエンファシス指定をしているものがあるようだし、CDを扱うPCソフトによってもTOCしか参照しないものがあるようだが、TOCの情報はS/PDIFでは流れないことを考えると、各トラックのサブコードでの指定が必須と考えるべきではないだろうか。

それはともかく、両方のサブコード上のプリエンファシス指定を表示するWindowsアプリを作成してみた。ざっと試した感じ、手元にあったCBSソニーの初期版は、かなりの割合でプリエンファシス済みのようだ(38DC1~38DC8 はすべて該当していた。TOCではプリエンファシス指定されていない)。

後記:
東芝EMIのCC38シリーズでもプリエンファシス指定のCDを見つけた。それにしても、ディジタル録音音源なのにプリエンファシス指定しているものあり、当時のディジタル・オーディオに対する理解度がうかがい知れる。

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季刊NetAudio

音元出版のオーディオ誌、季刊NetAudioが、今回発売のvol.37で事実上休刊になるらしい。

音元出版の雑誌は、趣味性の追求より情報提供誌の側面が強く、何度も読み返したくなる記事が少ないのであまり熱心に購入してこなかったが、NetAudioについていえば、ほかのオーディオ雑誌では取り上げない、PCベース・サーバーベースのオーディオを果敢に取り上げ、また新商品紹介だけでないノウハウ(ハウツウ)的な記事も多く(これは広告出稿につながりにくかったと思う)、たびたび購入し読み返していたので、残念だ。

PCやサーバーを活用したオーディオは、まだまだ流動的で、どういう方式が今後主流になるのか未知数なので、安易に取り上げたり推奨したりするわけにもいかず、出版側としてもそれなりに困難があっただろう。

また、スイッチングハブやLANケーブルも音質に影響を与えるのは、いまとなっては周知の事実だが、いまだにほかのオーディオ雑誌で真剣に取り上げられているとはいいがたいことを考えると、NetAudio 誌の果たしてきた役割は大きかったと思う。

いっぽうで、もうちょっと進んだマニア層は、ネットにある情報を頼りに、非大手メーカーではあるが評判の製品を試してみたり、ラズパイやVolumio、Moon Audio のようなオーディオに特化したLinuxを活用しているわけで、そういった層には物足りない内容だったと想像する。

ともあれ、そもそも雑誌受難の時代にあって実験的な雑誌を37号まで重ねただけでも、十分敬意を表されるべきだろう。

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